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13.ドイツの病院事例

-131.ドイツの病院における倫理委員会と倫理担当者-

場面

ドイツの病院事例について質問:
Ethics Committees & Ethics advisors in German hospitalsについて、医療や看護の実践において様々な事案を扱うということでした。委員会のメンバーは、ドクター、ナース、ソーシャルワーカー、倫理の専門家ということで、時に、患者や家族も招くということでした。イギリスを中心に、ヨーロッパでは、PPI(Patient Public Involvement)の流れがあると思いますが、ドイツは必ず当事者参画が推奨されているわけではないのでしょうか。
いきなり質問しましたが、まずは、写真付きでドイツ病院での倫理委員会の様子を教えていただき、大変身近に感じまして、また、PPIがヨーロッパで推進されていると一言でいってもよく知らないので、質問させていただきました。

キーワード

ドイツの病院事例

ワンポイント1

回答:
ドイツでもガイドラインの作成に患者団体や公的機関を巻き込む傾向が強まっています。対象医療制度の当事者間での自己運用(補足:その医療制度が対象とする疾患に対して適正かどうかなど評価・検討)を主導しているいわゆる合同連邦委員会を介して、ある特定の患者グループの治療のためのガイドラインを作成する委員会が形成されています。特定の当事者とは公的健康保険、サービス提供者(医療サービス関係者全て)、公正な第三者の代表である。助言的立場で患者団体の代表者が加わります。彼らは患者及び自助グループから選ばれ、(ガイドライン)作成に参加します。最近は、概して、患者の希望を含めた作業や決定など、患者を交えた視点の患者中心の決定が徐々に増えつつあると言えます。

対応1

ワンポイント2

対応2

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