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13.ドイツの病院事例

-130.医師と看護師の間には上下関係があるか-

場面

ドイツの病院事例について質問:
医師と看護師の間には上下関係があるのですか。あるべきではないと思うのですが。それぞれ別の専門職ですから。
専門職種間の上下関係がある文化環境であれば、多文化環境における医療倫理や多文化対応にもそれを考慮しないわけにはいかないと思いますので、その点での質問とさせてください。

キーワード

ドイツの病院事例

ワンポイント1

回答:
ドイツにおいては看護職と医師においてはっきりと上下関係が分かれています。業務内容として医師は指示を出す側で日々の業務を調整する権限はありますが、人事(誰がどこでいつ働くかなど)に対応する責任はありません。組織上及び経営上の全てのカテゴリーで両者は分けて扱われています。職域を超えた合意決定はもちろんどの部門でもされなければならないし、多職種間での合意があればそれに従わねばなりません。特に歴史的宗教的背景からくる(修道女が従事していた)ことにより、過去には看護師が負うヒエラルキーは強かった。それゆえに特に宗教系の施設や病院などは、今日においてもその傾向や(職場の)チーム文化に今日においてもそれを見ることができる。看護の学問化(職業学校ではなく大学教育)でこの傾向は減少しつつあります。

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ワンポイント2

対応2

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